英国活動便り「新しい女性向けのワークスペース企画に参加します」

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約3ヶ月間の準備と交渉の結果、10月からここロンドンで、新しい女性向けのワークスペース企画を始めることになりました。

これは2012年から女性リーダーを世界的なレベルで支援している Global Thinkers Forum(GTF)との企画であり、2020年に開かれる予定のAthena 40のコミュニティ戦略を練っていくのが私の主な仕事になります。

GTFの価値観や既存のネットワークをもとに、多国籍の女性リーダー・活動家・起業家の前進を加速化させる最高の「場」を作ることは、非常に有意義なチャレンジだと感じています。

最近、女性向けのワークスペースやメンバーズクラブは、ロンドン、ニューヨーク、LA、サンフランシスコなどの大都会で増えています。よく知られているAllbrightThe WingBlooming Founders などの「女性向け」あるいは「女性専用」のワークスペースは、平均的なシェアオフィスが満たしていないニーズに応えようとしており、起業支援や勉強会、働きやすい空間といったことに加え、美容やウェルネス、優れた人間関係といった点を重視している傾向が、このセクターには見られます。

イギリスと言えば、どの分野にも長い歴史がありますが、ロンドンには1886年から営業している女性向けのクラブがあります。私も最近まで知らなかったのですが、メイフェアにある University Women’s Clubは、高級な「サロン」のような雰囲気を持っており、ケンブリッジ大学が、女性の入学を可能としながらも卒業させなかった時代から、女性たちの会話と相互支援の拠点となっています。私が9月末に持続可能なビジネスについての発表で呼ばれたこのクラブの背景は、2020年以降のコミュニティ作りや女性のエンパワーメントを考える際にも、とても参考になる気がします。

Tuukka Toivonen